市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

25aXA-9 「コロイド分散系の粘弾性相分離:液体粒子ダイナミクス法」 東大生研 田中肇,荒木武昭


  • 高粘性流体で粒子を近似するアプローチ。数値計算の話。 Navier-Stokes を直接扱うメリットが大きい。 boundary condition は slip か stick か、 lubrication 効果はどれくらい入るのか(dense では本質的なはず) 会場では、煮え切らない質問をしてしまった……

    • 私のこだわったポイントは、 その数値結果がどういう理論的な問題(方程式、境界条件、etc) の解になっているのか、ということ。 もっというと、この定式化では境界条件は 2つの粘性だけで特徴づけられるようだったが、 例えば、表面張力というような別の物性が入った場合はどうするのか、 というようなことを言いたかった。

  • 9/15/2008: SDに関して事実誤認がある気がする。