市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

lancaster 観光


  • 今回の旅行、いろんな意味で、「どう生きて行くか」ということを考えた

    • 初日 はドイツからアメリカに移住して来た人達について

    • 日曜日は、アメリカで成功した人について、 あと自然について、 自給自足 (というか、農業というか、家庭菜園というか) について

    • そんで最後は amish

  • 「 amish は我々を必要としていない」というのは、amish farm and house で 説明していたおっちゃんの一言

    • そういう人達でも許容するのが、アメリカの社会なんだろうな

      • 日本では許容されるんだろうか (されないんじゃないかなぁ) というのが気持

      • 他人を放っておくことが出来ないという要素があるとおもう

        • 白い人達やアザラシや、 古い話で言えばカルガモ親子や矢ガモや、 別なレベルで言えば登校拒否の子供や、 何やかんや

          • 社会がっていうより、マスコミ(テレビ)が、というべきなのか

        • それを、positive に言えば、「温かい社会」とでも言うのかな

          • 良い面と悪い面がある (のは、何でもそうだが)

  • 驚いたこと

    • amish も税金 (所得税) は払っている

      • でも social security は払っていない

      • 老人は community が support するので、必要ない、ということらしい

      • アメリカに骨をうずめるつもりの無い外国人も、払わないという option が 取れないのかなぁ、というのは自分の話

    • 外の社会に依存することを嫌うから、 電力を引かない (電線を外から引っ張らない) らしいが、 携帯は使っているらしい

      • 前に pennsylvania の amish market に行ったとき (9/21/2002)、 腰に携帯付けている amish がいて、 あれは格好だけ真似した偽物だと思ったけど、 やっぱり本物だったのかな

    • amish の curch に入る入らないは個人の意志で、 入らなければ普通の (というのが正しいのかどうか分からないが) 生活をするんだろう

      • 入らない子供の割合は 1 割くらいと言っていた

  • amish の人達は、観光客(私達)をどう見ているのかな、とは、 amish の人達を見るたびに思った

    • まるでサファリパークだな、と思った

    • 私は、一種のあこがれや羨望を持って見ていた訳だが、 他の観光客はどうなんだろう

  • もう一つ思ったのは、こういう生活(community と言うべきか)を維持するためには、 やっぱり「宗教」が必要なんだろうか、ということ

    • 実際、個人的にはかなり憧れる生活スタイルなんだけど (但し、computer は欲しいなとか、テレビは見たいなとか、あるけど)

    • 宗教的な視点は、そう簡単に共有できるものではないし

    • 逆に宗教によって強制されてそういう生活をしている人と、 まったくの自由意志で「そういう」生活をしている人ってのは、 何か決定的に違う気がする

    • 個人レベルでやるには問題ないだろうけど (単に田舎に引っ込めば済む話だし)

    • 共同体みたいな support する基盤を求める時に (これは、現実的になるとき、やっぱり避けて通れないかな)、 何らかの求心力とか、 下らない power-game を排する「大きな力」みたいなものが、 やっぱり必要になって来るのかな

  • 6/15/2006: 停電で思ったこと。

  • 1/23/2011: アーミッシュの人々へのあこがれと共感。