物理学会誌、 日本 -> JHU -> UWO
9/2004:
国内誌ネタ、巻頭言と小特集
お金の話しが、 philosophy の話と、自分の中で何かうまく噛み合っていない
地域 (地元) 振興の話しと、 science が本質的に borderless であることは、 どう折り合いを付けるのか
特に日本で今後起こるだろう大学教員ポスト減と、 業績生成への最適解の模索も絡んで、泥々した話になるんだろうな
シリーズ「物理教育は今」
「ここでは、大学における高校物理の補修教育を「リメディアル物理教育」と呼ぶことにする」
何で下らんカタカナの新語をことさらに作る必要があるんだろう (上の定義を探すのに随分手間取った…というか、斜め読みでは拾えなかった)
編集後記 (本「リーゼ・マイトナー」について、森健彦)
「かつては同僚であった同い年の二人は、戦争が終わった時点で、 一方はノーベル賞受賞者でカイザー・ウィルヘルム協会の総裁、 一方は自分の研究室も持てず生活費さえ危ない、といったほどの差がついてしまう。 こうした乖離は戦争のように社会から科学に対する圧力が高まってくるほど 顕著になるのであろうか。」
10/2004:
追悼「中野董夫さんを偲んで」西島和彦
「私にとって生涯大切な友人であった」 と言い切れる、そういう友情って何なんだろうと考える
新著紹介「掌の中の無限」
「点描法の絵に小さな点を添えるだけの研究」
「実に偉大な科学者、専門の天才でありながら普段の生活では最低の人間でありうる」
11/2004:
新著紹介「孤独になったアインシュタイン」
「現在の科学研究における思想の欠如が論文レベルの創造力まで衰退させている という指摘のほうが心に残る。」
会員の声「JPSJ の抱える問題点と再建策」
「小特集では避けて通った気配が感じられ、深くは取り上げられなかった (3) が、 実は最も重要であることを多くの一般会員は既に気づいている。」
その (3) を示した文章は難解だった (日本語能力が落ちてるか…)
評価の規範を外部や他者にもとめないこと
= 物理学科委員の自主独立の高い志
= 自ら進んで独自の優れた学術文化を我が国の中に育てたいという気概
最初のイクォールに、何か違和感があるけれど
唐突に「納税者」が出てくるあたり、 いかにもナニワ商人っぽい吉田さんを感じた
全体
新入会者ってこんなに沢山いたっけ、会費は少なくとも沢山入ってくるのでいいんだろうな (払わない幽霊会員も沢山いるんだろうけれど)