市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

「研究者昇進「ガラス張り」に 9大学 2006年06月12日08時18分」 @asahi


  • 日本の友人から教えてもらったニュース (こういうのは、教えてもらわないと分からないよな、外国暮らしの人間には)

  • 引用
    東京工業大や京都大など9大学は… 「テニュアトラック」を導入する。 選ばれた若手研究者が独立して研究を続け、一定期間の後に、 研究業績に基づく昇進審査を受ける。 合格すれば教授や准教授としての終身在職権(テニュア)が与えられる仕組みだ。
    テニュアトラックは、一定の評価が得られれば、確実に昇進できるのが特徴。

  • 純粋な question として、この tenure は本当の「終身在職権」なんだろうか?

    • もし本当だとすると、既得権益保持者の方々よりも実は安定してるんではないですか (それとも独法化しても公務員的身分は死守できたんだっけ?フォローできてないけど)

    • 付記: 下に載せた「議事録」を見る限り、みなさん 既存のポジションは tenure で、この新しいポジションは tenure-track であることを強調している。 まぁ経験的に自明なことだけど、自分の身は確保しておいて、 改革は若い世代にだけ適用しようってことなんだな

  • 「一定の評価が得られれば、確実に昇進できる」って何かすごく微妙な表現。 誰が書いてんだ

  • 「若手研究者を対象に大学が10〜20人を選抜」の部分は「ガラス張り」 なんだろうか?

    • ここが不透明だと、「選ばれた若手研究者が独立して研究を続け」ってのが 「絵に描いた餅」になりかねないけど、どうなんでしょうか

  • と、まぁ、やっと何と言うか新しいことをはじめようとしているところに、 文句ばかり言うことはないな。いつも言ってるけど…

  • 自分が5年もらったとしたら何が出来るかな

    • 手の早さ競争なんてのに、これまで一度も興味を持たずにここまで来ているので、 人がやらないような腰をすえて取り組むネタはいくつかある

    • 取る方が、しかし、 「色気」というか「色物」(ぶっちゃけて言えば「流行り」とか (論文)生産性とか)を指向してたりすると、 ありとあらゆる意味で期待できないかぁ

    • こういうポストに就けたら絶対、 自分の給料(かなり良いみたいだけど)を削って 私費ポスドク枠を作るな。 あとボーナス(って出んのかな)も削って 私費奨学生枠 も作るな。もちろん返済の必要のない奴。 (もちろんパワハラみたいなことが絶対ないように、 何かしら明文化しとくべきなんだろうな)

      • 2/1/2007: 遂に実現のチャンスかと思ったが、実らず

      • cf. 9/6/2004: 年収 600 万の身になったら

    • 11/21/2011: (人に)投資するという行為について。

  • 6/14/2006, 6/13/2006, 6/12/2006