市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

音楽修行


  • 先日山下邦彦本発見で、あらためて検索をかけてみたら 「山下邦彦から菊地雅章への公開質問」@jazztokyo(/,,)という記事を見つけた。以下、引用
    この1年で僕自身の中で変化が起きました。
     今の僕は、すべての音楽を、自分なりの「ブルース的」あるいは「フォーク的」な耳で、 「移動ド」で歌っています。

    以前なら、コード・ネームにしたがって、あるいは機能和声的に、 ここは2度マイナーだ、といったふうに解釈しながら弾いていたのですが、 今は、メロディーと同じように、すべてのハーモニーの音を、 移動ドのドレミで歌うことによって解釈しています。

  • この率直な正直さが山下邦彦の好きなところ。

    • 世間の「音楽評論家」の中に、本気で「スリーコードは凄い」とか 「ドレミで歌うことが気持ち良い」と言える人間がどれほど居るか。

    • しかも、ここから地続きで chick corea とか keith jarrett とか (未読だが joe zawinul とか -- 1/21/2007) が語られるところが、何かうれしい。 物理も学問も自分も、そうありたいと思う。 簡単なことではないが……特に自分の限界をあからさまにする行為は。

    • 4/13/2000: 山下邦彦

    • 10/20/2007: けなすということ。

  • 自分も(レベルは徹底的に違うが)相対音感を養うべく、依然 「ドレミファソラシド」を勉強中。

    • 絶対音感は単なる記憶力の問題で(だから何も偉いことではない、 既に言い古されたことだけど cf.1/5/2005)、 相対音感は訓練であり音楽力だと思う。自分の音楽力の無さを痛感中。

    • 今、手元に転がしているのは、 abercrombie の "jazz folk", "even steven". 時々 "alice in wonderland" (bill と abercrombie を念頭に置きながら) とか "alfie" (jaco が DVD でポロンと弾いてた奴を思い出しながら) とか、 飽きたら metheny/mehldau から "ahmid-6" とか (phase vocoder の助けを借りながら)、 メロディーを必死に歌おうとしている。 あと素朴な triad でスリーコードを覚えようとしたり、 "black bird" (brad やオリジナルを念頭に) で double stop に手を出したり。 でも脳味噌が結構くたびれているのか記憶に定着しにくくて、 365 歩のマーチ状態(古いな) ちょっと間を置くとすぐ振り出しに戻ってしまう……

    • 10/5/2007: まだまだ修行中。