市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

WaoN


  • また、である。が、歴史を見れば分かるように、やるときにやらないと絶対にやらないので。 「できるけどやらない」は負け惜しみであり、「できない」と同義です。

  • 結局、今書いている graphical code を新 gWaoN ってことにする。 で、古い書きかけで今動かない code は破棄する、と。

  • で、先日来何が加わったかというと、 最近の個人的な焦点 であるところの phase difference による frequency 補正を visualize できるようにしてみた。これを見て、正直、驚いた。 この補正によってばらついていた spectrum のピークが 本当の peak に向かって集まって来ている。 やっぱり phase vocoder が凄く短い時間スパンの STFT でも 十分使いモノになる理由はこいつだったんだ、と認識。

  • 今日の snapshot. 左から plain FFT, FFT with PV correction, PVed FFT. 注目は中央の絵。一番上の spectrum は plain FFT と、 それからの補正が visualize されている。 元はなだらかな山が、補正によって裾野の bin が peak に寄って来ている。 中央の spectrogram は補正された frequency で plot したもの。 驚く程の周波数解像度だ。 実は先日 sourceforgesonic visualiser という soft を見掛けて (作者は rosegarden とか DSSI とか書いてる、その道の有名人だ)、 しかし build に library とか膨大に必要そうなのでとりあえず絵だけ眺めてたら、 面白い spectrogram を見掛けて何だろうなと思ってたんだが、多分こいつなんじゃないかなぁ。 皆考えることは同じ、というわけだ。 一番右の絵は、その高解像度の結果を半音ごとに粗視化したもの。 これと最初の plain FFT を見比べると、その威力が良く分かる。

  • compile するのに必要な file は(local で自分が使ってる makefile も一緒に) 既に cvs tree に入ってるので、遊びたい人は 各自取り出して下さい。 遊び方はとりあえずweb に簡単に書いておいた