「2007年08月24日(金曜日)【HR】 憧れの仕事が危ない?」@mori
引用近頃の若い人を見ていて、また1つ特徴的なことを見つけてしまった。 それは、仕事に対してなんらかの憧れを持っている、という点だ。 ……
自分が望む職種に就けたため、「仕事にはまってしまった」若者が散見されるのである。 彼らは一見幸せそうに見える。 …… ただ、傍から見ていると、安い賃金で重労働を強いられている様が観察される。 …… そして数年もすると、思ったとおり、疲れ切って別の職場へ移る者が非常に多い。 このため、どんどん新しい人間がその「憧れの職場」へ供給され、それで回っているのだ。 経営者にとっては極めて好都合な条件であることはまちがいないが、これは正常だろうか?
たとえば、僕が若い頃、建築の設計事務所がそうだった。 …… 傍から見ていると、「憧れを利用した若い労働力の搾取」ではないか、と感じられた。 …… 是非、憧れの職場で頑張っている人は自覚してほしい、 仕事とはすべて「労働」である、ということを。
10/15/2007: 第千二百三夜 渡辺京二「逝きし世の面影」
サマリー:職業について
4/19/2008: 憧れで仕事をする人間に欠けているもの(森博嗣)。
3/17/2003: 押井守。
6/8/2008: 「働いても働いてもお金が貯まらない」と愚痴る人について(森博嗣)。