市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

雑感。どうも最近はそういう時期みたいで、 Phys.Fluids も50周年らしいね。


  • というのは、Phys.Rev.Lett. もちょうど同じってこと (1/17/2008)。 ちなみに JFM はしばらく前だった (4/26/2006)。

  • それで、物好きなので vol.20, issue 1 のエッセーの類も読んだりしたのだけど(先月のこと)、 一つだけ残念なことがあった。それは "Brief Communications" の廃止。最近追加された "Letters" セクションは (PRLと一緒で)今の分野の注目に fit したネタの速報という意味合いが強い(と、実際 当時の編集長 もおっしゃっておられた)。 個人的には "Brief Communications" は、 読者としては「何が出てくるか」と楽しみだし、 書く方としては、今皆が向いている方向ではなくて full paper にする程ではないけどけ、 きちんと論文にしておきたいときの最良の場所だった。 実際、私の例の (最も嗜好性の強い論文 (cf.papers) は "Brief Communications" だった。 (つまり、結局一回しか使ってない訳だが……。) 時代の流れなんだろう。そうすると、こういう需要に関しては、 今こそ preprint server が受け皿になるのかな。 最近はきちんと引用も載せてくれているみたいだし。 この場合の問題はむしろ、書き手の「完成させる」ことに対する motivation だな、きっと。 (anonymous referee 制度の功罪の「功」だ。) 自由は(気を抜くと)堕落に繋がる。

  • 記念と言えば、ここ UofA は今年でちょうど 100周年なんだそうだ。

  • 3/6/2008: 何で「米国物理学会レター誌」?

  • 3/19/2008: 恩師からメール、仕事は減らないらしい。