ぼくが影響を受けた５人から、二人目。

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  「ぼくが影響を受けた５人」シリーズの二人目は、 jazz pianist の bill evans
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    思えば、私が影響を受けて、今の私が現実的に形作られてきたのは、 明らかに大学に入ってからの時期みたいで、この二人目もやはり 大学に入りたての頃に知った人物から。
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    bill evans は、大学の１年だな、友人が「いい」と自慢してたので、 カセット(!)にダビング(!!)してもらったのが、 "Waltz for Debby" だった。 その１曲目の "My Foolish Heart" に一撃でやられた、 特にあの三連符のところ（ほかの曲は、それほどピンとは来なかったかな） それから、いろいろと聞いていった。（ちなみに、私は、 どうも riverside 時代のものよりも、中期トリオのちょっと軽めな奴が、好み）。 ちなみに jazz を聞いたのも、彼がはじめてじゃなかったかな。
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    当時、pioneer の LD プレーヤを持っていて、 いろいろと LD を買っていたが、その中に "the universal mind" というビデオがあった。そこで bill が尊敬する兄 harry との対談の形で いろいろ喋っているものだが、結構、そこで喋られていたことに、 深いレベルで影響を受けたと思う。
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  youtube にあったビデオ：
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    Bill Evans 1966 Interview
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    Bill Evans - The Creative Process and Self-Teaching
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    Bill Evans - The Creative Process and Self Teaching 2
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    Bill Evans - The Creative Process and Self-Teaching 3
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    The Universal Mind of Bill Evans: Universal musical mind - 心ある素人の意見にはバカにできないものがある、という彼の言葉。
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      9/12/2010: 茂木健一郎の新卒一括採用についてのツイートから、 私の、うろ覚えな bill evansの「するどい素人が一番怖い（あなどれない）」 という言葉への言及。
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  大学の頃使ってた LD プレーヤはコンデンサがいかれたのかな、 絵が出ないまま放置されてる状態なので（今更、修理もできないだろうな、 どっかで一台調達したいなぁ）、上の youtube で一通り見返してみた （で、最近の癖でつい dictation しようとしてしまうが、難しいなぁ）。 以下、改めて心に響いた内容：
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    問題に対して、正攻法で望むことをせずに、多くの人は最初から近似してしまう。 そうすると、どれだけ頑張っても、出来たような感触は得られるかも知れないが、 土台が曖昧なので、いずれ混乱して、どこにも行き着けない、と。
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    ほとんどの人は彼を天才というだろうが、 彼自身は、そういう天賦の才能に恵まれていないが故に、 時間をかけて解析 (analyze) することを習得していったと言っている。 それ故に、更に深く深く突き詰めていけた、と。 １つ１つのステップを、それぞれ無意識でできるようになるまで身につけて、 次のステップに進むということをした、と。 そうやって、本当に自分を表現できるようになったのは２８くらいだったかな、と。 今考えても、まじで凄い。
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      （それに感化されて、ある意味、真に受ける人間も、まぁ何だけど）
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      村上春樹が「走ること」(10/9/2010)で色々と教えてくれていることの１つも、 ほとんど同じことだと思う。
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      10/22/2007: toots thielmans は今でも（当時）毎日練習している、という話。
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      2/13/2011: おこがましいが、私自身、研究者としては手が遅いタイプの人間だと思っている。
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    すぐに克服できない問題を出来ないと認識してしまう人が多い。 問題を直視して、時間をかければ、解決できる問題もある。 それが彼の力だと、彼自身が認識している。
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    いつ何時でも、ステージに立つと瞬時に（お客に聞かせることができるレベルの） 演奏ができる。それがプロ。ここには絶対の自信がある。
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      1/22/2004: 「プロとして、どんな状況であれ、こなさねばならないコトってのはあるんだよなぁ」 という私自身の自戒。
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    バンドで演奏していて、(プロとしての、お客に聞かせることができるという レベルをずっと越えた)すごいレベルの演奏ができることは、ごく稀にやってくる。 でも、それをもう一度やろうとしてもできるものじゃない、と。
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    音楽家を目指して NY に出た時、 純粋に音楽に精進していれば、きっと誰かに認められると信じてやってきた。 そういうやり方をずっとしてきた、と。
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  当の LD を見てたのは、おそらく学部時代までだと思うが、 それでも、今に至るまで、私の考え方にすごく影響を与えていることは、否定できない。
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    ものごとを、論理的に、一歩一歩、攻略することは、できる、とか。
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    ずるをしないで、きちんと本質に挑むこと、とか。
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    まじめに精進していれば、きっと誰かから認めてもらえる、とか。
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    簡単に解決しない問題も、粘り強くアプローチしてみる、とか。
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  bill evans に関する過去の記述：
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    サマリー：Bill Evans
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    12/8/2007: "letter from evans" is on-line.
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  1/21/2011: 今日のジェシカ「Recent Inspiration」から、私の大事な５人
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  1/30/2011: ぼくが影響を受けた５人から、一人目。
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  2/20/2011: ぼくが影響を受けた５人から、三人目。
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  3/6/2011: ぼくが影響を受けた５人から、四人目。
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  11/4/2011: who's the most attractive person for you?