市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

学会初日。淡路駅で早川さんに出会う。


  • 片道2時間近い通勤時間は、つらい。(って、甘いとは思うが…)

  • 午前、前半 - 22aZC 領域12:シミュレーション・溶液・液体


    • 待兼山計畫」 阪大院理 菊池誠,時田恵一郎,茶碗谷毅


      • 聞きたかったけど、聞けなかった。

    • 「Single Solute に対する Stokes-Einstein の法則 IV」 物質研,分子研A 伏木誠,宮崎州正A


      • 休憩中に、伏木さんと、吉村さんと少し話をする。 今回の結果が理解できない…

  • 午前、後半 - 特にめぼしいもの無い。

  • 午後、前半 - 22pZB 領域11:生物・生体系,その他の力学系


    • 「Nonlinear Computation II」 東大院総合 佐藤譲


      • 非線形計算理論(というものがあるらしい)の話。 双曲は Turing Machine で C. Moore (1990) に話が有り、 非双曲は MRAM (multiple random access machine) で PSPACE の能力がある、と言ってたのかな?

    • λ計算とゲームのダイナミクス」 東大院総合 舛本現,池上高志


      • ルールを変更できるゲーム(現実のゲームは、かならず cheat する方法を 探そうとする)を、λ計算で実装して解析した、と言う話。 λ計算はルールを変更できるゲームの一般形ではないことに 問題は無いのか? (そもそも本質をとらえているのか?) でかいルール表のあるゲームに過ぎない、とのコメントあり。

    • 「捕食者のアテンション・ダイナミクス」 電総研 西村信一郎


      • ライオンが獲物を捕まえる時に、集団だと捕まえにくいメカニズムを提案。 たくさん居ても目移りさせなければダメ、という事らしい。 止まっている集団に対しては近くを、ばらばらに動くやつでは孤立した奴を 狙う、と言う事に(彼のモデルだと)落ち着くらしい。

  • 午後、後半 - 22pZB 領域11:生物・生体系,その他の力学系(後半)


    • 「確率動力学による経済の流れのメゾスコピックな振舞」 東北大流体研 山崎義武


      • 経済 -> スピングラス、Hopf model -> Lenard-Jones potential を使って…? 解析に出て来る外場Hは、政府の政策??

    • 「混合戦略種の進化 -replicator dynamics の拡張-」 東大総合文化 橋本康


      • 二人で CD/CD を出し合うゲーム。 離散と連続で本質的に違うか?という問を立てる。 離散の結果は有って、連続のシミュレーションをして、 結論は、どうも違うらしい、ということらしい。 (アトラクターが違う?)

    • 「相互作用の偏りを持つレプリケーター系の長時間振舞い」 阪大理 茶碗谷毅,時田恵一郎


      • repricator の話で、多対相互作用行列がランダムな話は佐々さんと昔やって、 今回は対称/反対称の場合の解析。 N がoddの時だけ保存量が有る(?)。 反対称の時、多数の種が生き残る。具体的には N/2 +- sqrt(N)/2、つまり 約半数。 種の多様性の話、らしい。

    • 「絶滅、侵入および中立突然変異を通じたモデル生態系の進化」 阪大理,名大人間情報A 時田恵一郎,安冨歩 A


      • repricator の話。 時間によって種を少しづつ加えて行く(どっと増やすとか、多い所からはじめる とかではなく)。 中立ってのは、親とほとんど同じで一つだけ(性質を?)変えると言う事。 この時にのみ種の多様性が ln(t) で増加する。 その他の mutation/invation は頭打ち(サチる)。