市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

この一週間、医療サービスを通して、 高福祉社会 (カナダ、今の日本もかな) と 自由競争社会 (アメリカ、今の日本が目指しているものかな) について あれこれ考える


  • カナダは安い (基本的に保険がカバーする) が、サービスのレベルは最低 (空いているのになぁ…)

  • アメリカは高い (保険も一部負担) が、サービスのレベルが高いところはある (悪い所もあるけれど、それでもここほどひどくはない)

  • 医療に関しては、良い医者はどんどんアメリカに出ていってしまって、 カナダは慢性的な医者不足だ、という要素が大きく関与しているんだろうけれど

  • 一方で今回思ったのは、仕組みが立派でもそれを運用する人達の意識が低ければ、 何にもならないということ。

    • 雇用が保証されない辛さは身を持って経験中だし、 その意味で安定した雇用はのどから手が出る程に欲しいが、 そういう個人的なレベルを越えて見る時、 雇用を保証する仕組み自身が、 雇用後に意欲をなくした人間の掃きだめをつくり出していることもまた真実だし

  • 日本の社会は、今後、どういう方向に変わって行くのかな