シュレーディンガーに引っかかる
ふと本棚に並んでた岩波文庫を手にして、朝永振一郎の以下のフレーズに目が止まる。シュレーディンガーは個性の強い学者である。 マトリックス力学の大うずにまき込まれずにこの人一人がドゥ・ブロイの仕事に深く注目した。 そして、物質波に対する波動方程式を作り上げ、それを解くことによって量子の問題に 答えが与えられることを示した。
「量子力学と私」の中の「物理学界四半世紀の素描」から。 (cf.10/11/2000)
その後、しばらくして、別の場所に常備してある文庫本を手にして、 松岡正剛の以下のフレーズに、やっぱりそうなのかと思う。シュレーディンガーはこのほぼ中間にあって、ほとんどその姿勢をくずさなかった 稀有の科学者だった。
えっと、それだけ。
サマリー:「遊学」