市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

シュレーディンガーに引っかかる


  • ふと本棚に並んでた岩波文庫を手にして、朝永振一郎の以下のフレーズに目が止まる。
    シュレーディンガーは個性の強い学者である。 マトリックス力学の大うずにまき込まれずにこの人一人がドゥ・ブロイの仕事に深く注目した。 そして、物質波に対する波動方程式を作り上げ、それを解くことによって量子の問題に 答えが与えられることを示した。

  • その後、しばらくして、別の場所に常備してある文庫本を手にして、 松岡正剛の以下のフレーズに、やっぱりそうなのかと思う。
    シュレーディンガーはこのほぼ中間にあって、ほとんどその姿勢をくずさなかった 稀有の科学者だった。

    • (注) 量子力学の確立後の展開、 片やディラック、アンダーソン、片やパウリ、湯川秀樹があって、という文脈で。 (この分け方はピンと来ないけど。)

    • あと、ド・ブロイの方がシュレーディンガーよりも若いことを知った。 (「遊学」は年齢順に人物が並んでいる。)

  • えっと、それだけ。

  • サマリー:「遊学」