市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

「帰りのバスで「グーグル八分とは何か」(吉本敏洋著)を読了。」@fujimoto


  • google八分の話。繰り返されるこの辺りのネタに、 「じゃあどうするか」という部分の話は何故かあまり目にしない。 これも繰り返しだが、自衛手段としてはやっぱり、 自分が大切だと思うことには 自分でリンクを張っておく ことが一番確実な手だろう。 世間はどうも、その手間を掛けられないみたいだけど。

  • 皆が、与えられたフレームワークの中でどうするかばかり言ってることに、 どうなってんだと思う。(中身読んでないけど、 チーズが消えたっていうタイトルの本のことをいつも連想する。) 無自覚に手足を縛られているってことなのだろうか。 自分も気づかない思考停止は沢山あるし、 岡本太郎の「自由に描くことが一番難しい」という話もそうだなと思ったし、 誰だったっけ(hiram bullock?)ジャズ奏者が学校で生徒にアドリブを教えるとき 一番大変なのは「イド・ロック」(だったっけ?うろ覚え…… 無意識に自分を縛る道徳的観念という感じかな) を解くことだと言ってた。 村上春樹の話だったか、学校(高校?)で制服を止めようという機会に対して、 やっぱり制服も良いとか言い出して、結局、目の前にやってきた自由を(自分以外の周囲が) 取ることをしないかったという話もあったな。 不自由は、ある人達にとっては居心地がいいものなのかもしれない。 何もやりたいことを持っていない、あるいはまだ見つけていない、 というよりも選択することが出来ない、そういう人達。

  • ネット・サービスを開発しようとする企業は、便利さを売ろうとしてるけど、 なんというか便利さってのは、やっぱりある部分の根源的な能力を損なっているという 要素があると思う。自転車に乗る人なら分かるだろうけど、 雨だからと2、3日バス通にしたり、車買って車通勤したりすると、 もう戻れなくなるって話。

    • 7/30/2005: 囲い込みビジネス。

    • 1/1/2008: 依存したくないという気持ち。