市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

いろいろな状況を考えていたら、ふと魔がさして、Macオーナーになっていた。


  • 会合の後、職場を後にして、一旦帰宅。 この時点ではまだ決心がついていなかった。 thinkpadは納期が遅すぎるのであきらめて、 macは少し値が張るので躊躇して、 まず電気屋に行って展示してある即納可なものを眺めてこようかな、と思っていた。が、 日課のモンちの散歩をしながら考えているうちに腹は決まって、 west edmonton mallに出かけて行って、一台ゲットしてきた。

  • いい年して何でいまさらマックなのかということについて、いろいろと、言い訳をしておこう。 (沢山いるマック信者とか、昔からマック・ユーザーであったことを自慢する年寄りとか、 おしゃれ指向の若者とは違うのです、と言っておかずにはいられない、と。 そういう余分なものを、macは持っているのだなあ)。

    • 1) OSがUnixである。

    • 2) bodyが堅牢である。

    • 3) すぐに手に入る(即納)。

    • 4) それほど高くない。

    • 5) deviceのサポートが完璧。

  • 1)は、やっぱり移行の敷居を下げる、ここ最近の最大の要因だと思う。 windowsマシン(thinkpadも含む)を買った場合、 最近はdual bootなんかしないで(多少、未練はあるが)HDDを全部消して、 FreeBSDをインストールしてるから。 (仮想化ってやつ?最近流行ってるみたいだけど、まだ遊んだことないんだよな。)

  • 2)は、今回のトラブルに際して、つまり今回の選定において一番重要なポイントだった。 これまで長い間thinkpadに拘ってきたのも、この部分に対する信頼性(というか、期待) があったから。しかし、この印象は少し改めた方がいいかなとも、今回のトラブルで思った。 頭にある理想のthinkpadは、はるか昔の600なので。あれのボディは金属だった。 その後買ったi1200が手元に届いたときには、あのプラスティックのボディにがっかりした。 金属ボディといえば、はじめて買ったnote bookのvaio 505Xもよかったな (キーボードはヘナヘナだったけど)。 だから、今回の新しいmacbookが出てなかったら、macは選択しなかっただろう。

  • 3)は、今回の2番目のポイント。 lenovoのサイトに行ったら、ちょうどセールをしていて、手頃な値段であったのだけど 納期が11営業日とか出ていて、途方に暮れていた(11/13/2008)。 appleのサイトに行くと、こっちはオンラインでも24時間以内に発送、と。 この違いは何なんだろうな。もしlenovoが即日発送していたら、 私はきっとまだthinkpadユーザーだっただろう。 (thinkpadから抜けられない一つの要因はtrackpoint. あれってパテントの問題なのかな、他のメーカーも採用して欲しいのだけど。)

  • 4)は、選択のbottom lineを決める因子。 貧乏人なので、flagshipなhigh-endのラインにははじめから目を向けていない。 今回も、新しいmacbookが出てなくて、airだけだったら(あるいはunibodyのproだけだったら)、 きっとappleユーザーにはなってなかっただろう。 当然、安い方のモデルで、何のオプションもなし。

  • 5)は、おまけのポイント。FreeBSDを使っていていつも悲しい思いをするのは音関係。 しかしmacはハードをappleが管理して固定しているので、その分、 deviceのサポートが完璧だと期待。あと密かに、おまけ(?)でついてくる garagebandが実は今回の購入を後押ししたような気がするなあ。

  • ついでなので、上にも色々と書いたけど、thinkpadがよかったそのポイントも (忘れる前に)まとめておこう。

    • 製品の信頼性に対する、独自の、高い意識。 keyboardとか、ヒンジの安定性とか、やっぱりレベルが違ってたと思う。 (今はどうか分からない。)

    • ユーザーに与える自由度。 整備マニュアルを一般公開している姿勢は、他のメーカーにはなかった。

    • よい意味の頑固さ。fancyな色どりの機械がどんどん出ても、 無骨に「黒」だったところとか。 まあ、おしゃれじゃないかもしれないが、おしゃれのためにcomputer買うわけじゃないし。 それに、きちんと思い入れがないと、そういう姿勢はとれないから。

  • サマリー:これまでのcomputers

  • 11/19/2008: 何か色々と重なっているなあ、と。

  • 11/27/2008: Macに感じたこと。

  • 10/11/2011: ぼくとアップル。