市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

田中研訪問


  • セミナー

    • 今回のネタの一つの売りである non-uniform ensemble averaging の説明の 歯切れが悪い (というか最悪だった)

    • このネタで 3 回目の発表 (cf. 3/11/2004) 、 何が通じにくいのかは大体分かって来たと思う (遅過ぎる訳だが…もう一回ある)

    • 6/3/2004

  • 加藤さんと田中研ツアー

    • オランダでは実験は高速度カメラが key だったけど、 こちらでは光学システム (laser) が key なのかな (素人目)

    • 物性物理屋のセンスは、やっぱり相転移という軸のまわりにあるんだな、と感じる

      • 普遍性、一般性の質が何か全く違う、 ずっとずっと sophisticate されていている

      • 雑談で、加藤さんがある文脈で 「他所から文化を輸入して」というようなことを言ってたけど、 確かに文化が語れるような、そういう世界だ

      • ガラス、ガラスと、今日一日の key term だったように思うが、 振り返ればそこに「相転移」という拠り所を求めている側面もあったかな

    • このあたりの会話で、最近ほとんど聞かなかった、世界を広げて行く視点 (物理帝国主義的な、と言えば通りが良いかな) を、強烈に感じた

      • つまり、対象や興味を限定し、外を切捨てる事で何かを成そうとする 人達ばかりだな、と認識した (できた) 、自分も含めて

  • その他、思った事

    • 立ち位置が中途半端である、 計算なのか理論なのか、 応用なのかそうじゃないのか、 色んな意味で、色んな意味で

    • 「丸はつまらない」 (cf. 2/22/2001) というフレーズにとらわれていたと思うが、 「丸は難しい」という側面もあるのかもしれない、 文字通り捕え所がないという

    • 流体 + 誘電相互作用ってのが、もう一つ感じたトレンドだけど、 Squires-Brenner は知られてないみたい (cf. 11/20/2001)

  • 9/15/2008: 何かSDに関して事実誤認があるみたい……。