「即興の精神がすべての思想と対峙する」@senya
引用一方で、ベイリーは徹底した音楽的編集稽古に励んでいくようになった。 3つのエクササイズを日夜に課した。第1には技法の習得である。 どんな技法にも挑み、これをこなせるように努力した。 ベイリー自身はこのことを即興演奏をしようとする者のための 絶対条件には入れてはいないけれど、自分はこのことが一番重要なんだと書いている。
第2には、楽器に変化を加えて、エクササイズしていくことだ。 ベイリーの場合はギターであるが、そのギターに少しずつ加工や弛緩や夾雑を加える。 そしてその変貌したギターによって練習をする。 すなわち道具そのものが変容する音をさぐるという編集稽古なのである。
第3に、これらができてくると、実際の演奏を何度も何度もしてみる。 ときに故意に中断し、ときにえんえんと続ける。これをさまざまに課して、 しだいに自身の体そのものが楽器になり器楽になっていくところを見つめる。 もっとはっきりいえば、脳がフリー・インプロヴィゼーションするまで稽古する。 それを実感する。フレーズやヴォキャブラリーが体からなくなるまで、その練習に励む。
「イディオマティック・インプロヴィゼーション」は好きで楽しんでるけど、 「フリー・インプロヴィゼーション」(フリージャズ)は 理解できない。 松岡さんは (科学についての言説を見ていて) きちんと分かって批評している人なので (多分…)、 私には分からない何か大切なものがきっとそこに潜んでいるんだろう。
ってことよりも、時熟が大事 ってことで、中途半端な絶対音感 を乗り越えるために、あとシステムをマスターするために、 ionianを徹底稽古中
7/8/2008: まだまだドレミファ。
1/24/2007: 山下邦彦
10/5/2007: まだまだ修行中。
12/5/2011: mini size のキーボードを前にして。