ryuon
Brownian dynamics
ノート改訂(note/20070913-brownian/brownian.tex)。
implicit scheme の debug. 走るようになった。
検証 run - DNA 編。
dna.scm にデータを書いて、開始。
bonds のパラメータがうまく渡っていない。 調べると、頭の中とコードが食い違っていた。 しかるべく修正し、 debug 完了。
run に戻る。今度は FB 構成時の Cholesky および eigenvalue 処理でこけている。
symmetry check はパス。 overlap check から、こいつが原因のようだ。
FENE には natural length がない(のを不思議に思ってたが)ので当然だが。
世間の皆はどうしてるかなと思って文献を調べたら、 Hsieh et al (2006) J.Chem.Phys. に出会う。やっぱり、どうもそういうものらしい。 (この論文、後できちんと読んでおこう。)
6/17/208: 再読。
rmin の導入 in ryuon-libstokes
皆してるように、 Rotne-Prager 的に inner region に補正を入れて、 positive-definiteness を確保しないとダメみたい。
式をちょっと眺めてみる。 inner と outer で値が飛んでいるなぁ……
オリジナルに当たってみる。
Yamakawa (1970) をざっと見返す。 Rotne-Prager の hydrodynamic な再導出(および、物理量の計算)。 いわゆる「多重極展開で、粒子の有限サイズを考えるとどうなるか」という クリアーな話。
Rotne-Prager (1969) の方は「positive-definite となれ!」 と唱えると、こうなります、という話。 outer だけでなく inner にも唱えると、例の inner form が出てくる、と。
この意味でいくと、有限サイズを考えた mobility matrix という文脈で 言及するばあいは "Rotne-Prager-Yamakawa" と、 positive-definite で inner まで考えた diffusion tensor という文脈で 言及するばあいは "Rotne-Prager" と呼ぶのが正しいのかな? (したがって、私のやってるような文脈ではきちんと Yamakawa を入れなきゃいけないのだな。)
ちなみに Yamakawa と言えば、 最近 WLC に手を出したりした関係で、 彼(とそのグループ)による膨大な論文群に圧倒されたばかり。 (圧倒されて過ぎて、まだ目を通していないし……) それから氏が書かれた本 "Modern Theory of Polymer Solutions" が 一般公開 されていたのを見つけて(その序文を目にして)感動したのも、 つい最近のことだ(と言っても年のオーダーだが……)。
あまり(単に数学的に)厳密になっても仕方ないので、 現実的に、最小距離を導入という形で実装する。
実装完了。(未チェック。)