市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

東野圭吾「手紙」を読み終わる。


  • 諸般の事情から急に数時間拘束されることになり (ずぶ濡れモンちゃんをタオルにくるんで膝を提供する という duty)、久しぶりに読書。

  • まあまあだったかな。 第一印象は宮部みゆきの男版、という感じ (多分に私の少ない読書歴によっている)。 最後のシーンを書きたくて、いろいろと設定を繰り出していたんだな、というのが読後感。 当のエンディングは良かったけど、そこに繋げるお話に作為を(少しだけ)感じたのが (個人的には)マイナスかな。

  • かおに感想を聞かれて、宮部みゆきの時と同じように、出来の良い「火サス」 (もう死語だろうな)くらいかなと答えたけど、これ映画になってんだ。

  • それから、途中の社長さんの話を読んでて、稲葉振一郎を思い出した。 (社会学的に)何で殺人がいけないのか、という奴。あれ、何に書いてあったんだっけ?

  • これまで名前だけは目にしていた(ような気がする)東野圭吾氏、 しかし私の頭の中では、 東浩紀氏(cf.6/3/2003)と hosono box の東くんとが渾然一体になっている(って「東」つながりダケだけど……)。 (参考 6/3/2003: その他の私の脳内マップに関する記述。)

  • 5/14/2008: 東野圭吾「レイクサイド」、読了。

  • 8/9/2008: 東野圭吾幻夜」、読了。

  • 8/10/2008: 真保裕一繋がれた明日」、読了。