市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

瀬名秀明の「八月の博物館」を読了。


  • これって、おそらく、京都に居た時(だから2001年頃かな?)に book-off か何かで買ったけどその時読まずに、 ずっとずっと倉庫で眠っていたもの。最近(といっても、数ヶ月前だと思うが)、 家の中の某所に置いて、毎日、少しずつ、読んでたもの。金曜の夜から読み切ってしまえと、 つまり、ある程度おもしろいと思いながら期待して、今日に至る。

  • で、終わりまで読んだあとの感想。 私自身に文学の才能はないので、多分に読者としての私の力量による部分もあるのだろうが、 おもしろくなかった。技巧的なだけに思えたし、正直、その技巧も 本当の意味で技巧的なのか分からなかった。

    • 正直に告白するがその昔、「薔薇の名前」も一通り読んだことがあるけど、 あれも、ミステリーという表面的なもの以上のブンガク的な部分はよくわからなかった人間 なんだけれど。

  • 「パラサイトイブ」は、小説で読んだことはある。 純粋に面白かったと思ったが、そのうちの何分の一かは、 仙台のまちに起因したものだったのかもしれない。

  • うろ覚えの記憶をたよりに調べてみたら、あった。山形浩生の書評、 『八月の博物誌』書評の変遷(『文藝春秋』2001 年 1 月他)@cruel.org

    • これが潜在意識に残ってたのかな?(そんなこともないと思うけど。)

  • 1/28/2001: 今日の「課外授業 ようこそ先輩」は瀬名秀明

  • 5/19/2007: 特任教授