市來健吾の日記

プログラマ、(元)物理屋(ナノテク、流体)

成長しようとする姿勢。


  • よく、「真のクリエーター/イノベーターは、過去を振り返らない」みたいな言説がある。 「miles davis は云々」という奴。 ぼくは若い頃は理解出来なかった。自分自身が、過去を振り返る傾向を持っていたため、 自分がけなされているように感じたせいもあるのだろう。 でも、今はぼくは上記の標語を吐いてる人間はニセモノだと断言する。 自分のこれまで出会ってきた人間を思い起こしても、 過去を振り返らない奴に碌なのは居なかった。 大雑把に言うと(こういう単純かは、本来、良くない事だけど、 イメージを共有するためにあえて)トレンドばかり追っかけて、見かけばかり気にして、 今の仕事を大切にしない、無責任な人間、というイメージ。 今この瞬間に全力をあげて取り組む人間は、必然的に、そうして行われてきた、 これまでの自分の仕事/人生に、きちんと責任を持っているはずだ。 その上で(そう、この土台の部分を抜きにして、上っ面だけ「クリエーター/イノベーター」 ぶるから、滑稽なんだと思うが)そういう過去(の業績/栄光)にとらわれず、 今この瞬間に全力を尽くす、そういう意味で「過去を振り返らない」、 そういう人が、真のクリエーター/イノベーターなのだろう。

  • 以上が、ぼくのツイートの背景にある、ぼくの気持ち。

  • ichiki_k/status/122889685579218944
    どんなレベルでも、
    昨日の自分を乗り越えようとすることはできます。
    達成基準のバーの設定こそが、年の功です(^-^)キリッ
    http://inbook.jp/serif?serif_id=102607

    posted at 13:22:38

  • InBook - 走ることについて語るときに僕の語ること(村上春樹)から
    ぼくは日々走りながら、
    あるいはレースを積み重ねながら、
    達成基準のバーを少しずつ高く上げ、
    それをクリアすることによって、
    自分を高めていった。
    少なくとも高めようと志し、
    そのために日々努めていた。
    (P23)